複雑系サウンド

「手綱次第で、見事な走りも暴れも停止もする」、そのような「生きているかのような振る舞いをする音源」を特定する一般名称がなかったので、「複雑系」の名を借りて「複雑系サウンド」と命名した。どんなサウンドなのかは、プロフィールやこちらのサイトを…

スマホトランペット

GooglePlayストアにおいて、「スマホトランペット」を公開しました。初めてインストールした日から30日間は無料お試し期間となります。スマホ性能が低い場合は使用できませんので、YouTube動画を参考に、使用できるか否かの見極めを行って下さい。お試し期間…

誰もがミュージシャン

誰もがミュージシャンになれる時代に向け、本格的な音色で簡単に演奏できる電子楽器の開発をやってます。複雑系に基づく数理モデル方式であり、以下の特徴を有してます。 ①生楽器の物理現象をモデル化し非周期的な変動感までもリアル。 ②生楽器の物理的制約…

複雑系に秘められた能力

サウンドには直接関係ないが、周期波形を扱う点で共通している複雑系モデルとして、FitzHugh-Nagumo方程式(以降FHNとする)があり、この単純な式に秘められたすごい能力を紹介する。 さてFHNは、1963年にノーベル医学・生理学賞を受賞したHodgkin-Huxley方…

複雑系のおすすめ書籍

写真の中央に鎮座する「複雑で単純な世界: 不確実なできごとを複雑系で予測する」という書籍を紹介する。なぜこの一冊を紹介したかというと、複雑系に関する情報を投稿するにあたり、基本的なことを思い出すために、この本に再度目を通し、改めて良書である…

AAudioの実力を測る

Googleが開示しているAndroid開発ガイドによれば、AAudioの章で、「GitHubで入手可能なオープンソースoboeライブラリの使用」を推奨?していたので、oboeを下敷きにして音声アプリを作った。その結果、以前に使用したことのある「AudioRecord/AudioTrack」と…

AAudioを簡単に使う方法

2022年4月~、Androidスマホアプリのプログラミングに着手し、年明けにGooglePlayにリリースできるところまで漕ぎつけた。この開発を通じて、サウンド系やシューティングゲーム系アプリを、Android系のスマホ(GooglePixelなど)で作る場合、AAudioというAPI…

バイオリン上達理論

バイオリンの稽古は、まず正しい弾き方を先生に教わることから始まる。そして、教わった通りに弾いてみて奇麗な音が鳴ったときは体に覚えこませ、汚い音ならば修正するといったことを何度も繰り返す。まさに機械学習のバックプロパゲーションである。正しい…

バイオリンの数学

幼少期、音楽好きの亡父からバイオリンを買い与えられたが、まともに音が出せず速攻で投げ出した。奇麗な音が出せるようになるまでには、相当量の稽古が必要であることと、当方に根気がないことを、亡父は知らなかったようだ。 (擦弦楽器以外の楽器をやる人…

物理モデル音源

1990年代、日本の電子楽器メーカ数社から、物理モデル音源のシンセサイザーが発売された。それまで主流だった、正弦波合成、FM、PCM音源とは一線を画し、生楽器の物理的な振る舞いを模擬することによって、「動的リアリティ(仮称)」を実現できる画期的な音…

複雑系との出会い

複雑系に関する著書は、1990年代の後半から数多く出版され、当方もご多分に漏れず「カオスの出現と消滅」という本を手に入れたが、難しすぎてさっぱりだった。これが複雑系との苦い出会いであった。同時期に、ある電子部品メーカが、カオスチップという「チ…