AAudioの実力を測る

 Googleが開示しているAndroid開発ガイドによれば、AAudioの章で、「GitHubで入手可能なオープンソースoboeライブラリの使用」を推奨?していたので、oboeを下敷きにして音声アプリを作った。その結果、以前に使用したことのあるAudioRecord/AudioTrackというAPIと比較して格段にレイテンシが改善されていることを確認した。下図に示す通り、マイク入力→イヤホン出力までの時間を計測すると、一桁改善していることがわかる。

 当方のアプリは、音声をトランペットの音に変換するものであり、演奏時の応答性の観点では、「まあメロディー系なら及第点はあげられるかな」という感触を持った。ドラムやピアノなどのリズムセクション系だと、数msecオーダーに改善する必要があるだろう。今後の進化に期待する。

AAudioのレイテンシを実測