複雑系サウンド

 「手綱次第で、見事な走りも暴れも停止もする」、そのような「生きているかのような振る舞いをする音源」を特定する一般名称がなかったので、「複雑系」の名を借りて「複雑系サウンド」と命名した。どんなサウンドなのかは、プロフィールこちらのサイトを参照。

 音源を分類すると、複雑系サウンドは、全体論のカテゴリーに属し、物理モデル音源の中の自励式(管楽器や擦弦楽器など)を含む。物理モデル以外の複雑系サウンドとは、例えば、レスラー方程式の挙動を音に変換したもののように、生楽器の発音メカニズムを同定したものではない複雑系数理モデルが該当する。

 最後に(趣旨から逸脱するが)、複雑系に関して、興味深いサイトを見つけたので、自分の覚書のために引用しておく。なお、前述した「生きているかのような振る舞い」を理解するためには、当該サイトで引用している複雑性早わかりが参考になると思う。

音源の分類