他を思う心

 当方の身近には、いつも他人のことを思って行動される方々がおられる。その方々は、いつ見ても幸せそうな顔をされている。他人のことなんか、微塵も考えない人が増えてきていると感じる嫌な出来事を多く見聞きするなか、このような方と相対するときは、本当に心が和む。

 かく言う私は、考えることは自分のことばかりで、(年のせいか)なんとか斯様な方々のようになりたいと思える心境になってきた。長年染みついた欠点なので、考えているだけでは、なかなかそうなれない。だから、身近な存在に対して、「他を思う心」を実践するように心がけている。根が我儘なので、いつも葛藤に苛まれるが、その葛藤を何度か乗り越えた先に、きっと他を思える自分がいることを信じて日々を送っている。

 今朝の新聞の一面に「あすは、ウクライナイ侵略から1年」の見出しが目に入った。他を思いやれない人が減っていけば、きっと平和な世の中になっていくことだろう。

ウクライナ侵略から1年