冬大根

 遅ればせながら、昨日、冬大根の初収穫を行った。晩秋から冬場にかけては、日当たりが悪く(お隣の二階が遮蔽壁となり)、夏大根より生育スピードが遅いので、その分生育時間を稼ぐべく収穫時期を遅らせたわけである。日照不足の改善策としては、畑の外周(防鳥ネット)の上部北側に反射シート(車用のサンシェードが設置しやすいし強風に耐えられる)を設置することで間接光が大根葉に当たるようにしている

 冬大根(秋まき)は、10月いっぱい迄は防虫対策が必要となるが、それ以降は、ほぼ放置状態(雨水と半月間隔の軽い追肥)で写真の通り育つので育てやすい野菜と言えよう。夏大根より冬大根の方が虫被害が圧倒的に少ないので、大根葉レシピの品質も期待がもてる。また寒いせいか、夏大根に比べ、とうがたつ時期も遅そうなので、冒頭に記載の通り、収穫を遅らせても品質にはさほど影響がないと考えている。今後の参考情報として、以下に備忘録をまとめておく。

①残暑越えてから種まきすべし(今年は10月初旬)。9月は発芽するも残暑で死滅(遮光ネットをしても高温にやられる)。

②直根性植物なので直まき必須。ポット移植も試してみたが失敗。

③夏大根と同様、本葉が出た頃に土寄せ(茎折れ対策)が必要。

④害虫駆除(種まき~10月いっぱい):ほぼバッタ。葉の表に糞が見つかれば、どこかに潜んでいるので、畑全体を棒で脅し、ジャンプしたところを(お詫びしながら)仕留める。次回チェックのために糞は除去しておく。なお葉っぱの芯は折れやすいので、葉をひっくり返したチェックはしない方が無難。

⑤粘土質なので夏冬ともにマルチせず(参考記事)。

⑥当方は辛い大根おろしに目がないが、冬大根は辛味が弱かった。寒さで凍結しないよう糖分をたくわえるから甘いとのこと。鍋やおでん向きなのだろう。

 

追記@2024年4月:初収穫@2023年の年末以降、大根を食さない日はなかったが、すべてを収穫し終えるのは4月中旬以降になりそうである。以下は備忘録(今後の参考)。

1)できるだけ痛まずに保存するためには、消費スピードにあわせて順次収穫していくのが合理的(冷蔵庫より畑が勝る)。因みに、とうが立ったのは4月に入ってから。

2)当初予想通り、冬大根は10月以降、「雨水と半月間隔の軽い追肥」だけで育つので手がかからなかった。但し(冬場なので)食害は殆どなかったが、収穫した大根葉にカメムシや芋虫を見つけたので調理前は要注意。

3)次期(春の)植え付けは、すべてを収穫し終えてからではなく、空いた畝から順次行えば無駄時間を稼ぐことができる。

4)大きなミミズたちのお陰で、耕す必要がなかった。

大根のサイズ:L40cm×Φ6.5cm